2月になると、デパートのお菓子売場はもちろん、コンビニやスーパーマーケットにも、バレンタインデーのキャンペーンなどでたくさんのチョコレート関連商品がずらり!チョコレート好きな私は、ウキウキして眺めてしまいます。
今回は、そんな「チョコレート今昔」の話題です。
1 チョコレートの誕生
ご存知のとおり、チョコレートの原料はカカオですが、紀元前2000年ごろから、メソアメリカで栽培され、薬用や強壮用として飲用されていました。1502年、大航海時代の探検家クリストファー・コロンブスがスペインに持ち込み、カカオ特有の苦味を打ち消すため砂糖や牛乳を加え、甘い飲物となってヨーロッパに普及しました。
つまり、飲物のココアが先に誕生したわけです。
18世紀には固く長持ちするチョコレートの製造の補助となるカカオバターを絞り出すための機械式ミルが発明され、産業革命のヨーロッパで各所にチョコレート製造所が現れます。このような製造工程の機械化により、チョコレートは世界中で消費されるようになっていきます。
2 貯古齢糖の販売
日本人では支倉常長が1617年にメキシコ(当時はヌエバ・エスパーニャ)に渡った際に、ビスケット・パン・コーヒー・金平糖・キャラメルなどの菓子とともに、薬用としてのチョコレートを食べたとされています。1871年から1873年の岩倉使節団は、フランス訪問中にチョコレート工場を見学しています。
日本初の国産チョコレートは、風月堂総本店が1878年に両国若松風月堂で発売し「貯古齢糖」や「猪口令糖」という表記で、新聞広告を出しています。文明開化が進むにつれチョコレートの製造(輸入原料チョコからの加工)・販売に参入する店が増え、安価なものから高価なものまでさまざまなチョコレート菓子が販売されるようになり、現在に至っています。
3 カカオショック
さて、最近の日本でのチョコレート販売は、2023年に初の6,000億円台、2024年も6,312億円と拡大傾向です。一方で、生産数量は3年連続で微減、2021年比では5%程度減少しています。背景となっているのは「カカオショック」と呼ばれるカカオ豆の高騰です。
主要産地の西アフリカの異常気象などにより、カカオ豆は、2年で4倍ともいわれる価格上昇が続いて、メーカー各社は相次いで価格を改定しました。
出典:世界経済のネタ帳
また、高騰しているカカオ豆に代わって、イナゴ豆やエンドウ豆、ゴボウ、ヒマワリの種などを用いた「代替チョコレート」として、価格を抑えた商品も出てきています。私はまだ食べたことがないですが、見た目も口どけも、ミルクチョコレートを再現しているとか。
最後に
この時期、デパートでは特設会場で大々的なイベントを開催して海外の有名ショコラティエを招いたり、「今ここでしか買えない」「数量限定」といった特別感を演出したり、自分へのご褒美「マイチョコ」の購入を促進する動きが活発化しています。このマイチョコの中心価格帯は3,000~8,000円で、本命チョコ(恋人、パートナー)2,000~4,000円よりも断然高いです。これって、自分の楽しみに投資を惜しまない「押し活」と、通じる感じですね。
参考:Wikipedia>チョコレートの歴史
一般社団法人ギフト研究所>「ご褒美チョコ」促進で一大イベント化 需要喚起で進化するバレンタインギフト
=プロフィール=
プラン行政書士事務所 代表行政書士 中西浩子
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